癖が強いとよく言われる字書きです。5年前別ジャンルにいたときは「貴方の小説は読みやすいですね~」と良く言われていて、でもカッチリしたレトロな作風が好まれる界隈でしたのでそれは褒め言葉ではなく、コンプレックスのように感じていました。 ①どんな風に変えて…はちょっと身バレしたりするので(癖が強いので笑)詳細は明かせませんが、この人しか使わんなこの言い回し、みたいな表記を必ず入れるようにしています。 ②これはほんと、個人の主観になりますが買うのも大変だと思い私は古めの図書館に行って明治~昭和初期の文豪純文学、歴史小説などを借りまくりました。最初はもう読むのも頭が痛かったです。癖が強いか?といえば微妙ですけどわかりやすさでいえば宮沢賢治先生とか太宰治先生とかいいです。あと、うつくしい文字はやはり三島由紀夫先生が凄まじいです。 映像から文字に直す方法もあって、昔の白黒映画とかレトロ漫画を読んで当時の生活様式、言語など学ぶこともしています。「立つ、微笑む、走り出す」こういった現代普通に用いられているものを辞書で類似語、反対語などその都度調べると様々なことが分かります。言葉の引き出しが非常に増えますし、感想でも「どうやってあの言葉を引き出しているんですか!?」と驚かれたりもします。辞書をちゃんと作ってくれた人のおかげなんやで?しかないのですが笑。 私は耽美レトロ系の作風がとにかく強い字書きなので、トピ主さんが目指している作風と違っていたらすみません。
コメントありがとうございます。元々癖の少ない読みやすい作風だったところから、ガラリと変えて独自のカラーの強い字書きさんになった経緯、大変興味深く参考になりました。尊敬します。 おすすめいただいた文豪の作品、あらためて色々読んでみます。ありがとうございます。 また辞書がいかに有用なものかも分かりました。作風を確立するというのは、たくさんのインプットの中から、自分らしい言い回しを見つけて積み上げていく、という地道な努力なのかもしれないなと思いました。 私はガラリと作風を変えたいというよりは、文章にすこし色が欲しい、という程度ですが、どういう文体を目指したいかも模索中なので、とても参考になりました。丁寧なコメントありがとうございました。
①同じように文体を変えた又は変えようとした、という方がいらしたらお話を聞きたいです。どんなふうに変えて、結果どうでしたか。 トピ主とは逆に、手癖満載レトロ耽美調の悪文を書いてしまうタイプなので、現在ビジネス書向けのわかりやすい文章の書き方を見本に文を変えようとしています。 結果は、長編が書きやすくなった……!手癖満載文章は、心情もりもりエロ満載には向いているのですが、構成をみっちりした長編には向かないです。わけわからなくなるし、読みにくい。 どうせどんなに変えようとしても癖は残るので、継続してわかりやすく、読みやすくを心掛けて練習中です。 ②自分はもっと小説を読むべきなのだろうと思うので、分かりやすいけどちょっとクセのある文体の、好きな作家さんがいたら教えていただきたいです。 新書を読んでいたということで、ノンフィクション・ビジネス書がお好きでしたら、文豪のエッセイから入るのお勧めです。 そんなトピ主さんにぴったりだと思うのが、この本です。 文章読本 谷崎潤一郎 美文の元祖・谷崎が文章の書き方についてみっちり語っています。かなり古いですが、読み物としても面白い! 文章読本 日本ペンクラブ (編集) 上記の書が出た後、三島由紀夫、丸谷才一、井上ひさしなどが「文章読本」名で本を出しているのですが、お勧めなのは吉行淳之介編纂日本ペンクラブのコレ。 谷崎潤一郎、井伏鱒二、萩原朔太郎、川端康成、三島由紀夫、宇野千代、吉行淳之介などなど、名だたる文豪が書いた文章術の本です。 皆、読んだら自分も何かしら言いたくなっちゃったらしい、というのが可愛くてそこもお勧め。 でも、上の本は相当古いです。日本語は生き物なので、現代の人には現代の作家の文章がやっぱり読みやすい。 となると、作家がリレーエッセイを書いてるのとかいいですよ。軽いエッセイや短編のアンソロジーで気になった作家さんを買っていくと選びやすいです。 お勧めはこれです。 作家の口福 続きのおかわり、もあります。一冊に20人くらいの作家が4編の食べ物エッセイを書いてます。 直木賞作家、芥川賞作家がずらりなので、現代の人気のある作家さんを知るにもいいです。 私が好きな癖強作家さんは、京極夏彦・小野不由美さんです。恩田陸さんは二人に比べると癖はそこまででもない。 でも、この二人に影響を受けた文は一発でわかるので、参考にするのはあまりお勧めできないです。面白いですが。すっごく面白いですが。
一人称視点か三人称視点か、界隈の年齢層は高めかなどで取り入れたい表現は違うと思いますがあまり小説読まれないとのことで参考になりそうな作家さんをあげてみます。 長野まゆみさん、少年をテーマにした幻想的な作品を多く書かれています。 梨木香歩さんはクセのある文体ではありませんが心の移り変わりの表現など柔らかい文章が持ち味の方です。 小川洋子さんは現実世界と空想の境目のようなかなり解釈の余地のあるとらえどころのない作風が持ち味です。
コメントありがとうございます。私とはまったく逆の取り組みをしておられる方が…!と興味深く拝読しました。自分もいまの文章に至るまでにもう少しクセ(というよりアク)の強い時期もあったのですが、そのときは書ける内容と長さをかなり選ぶように感じて窮屈だったので、コメント主さんの言葉に共感します。そこのバランスは本当に難しいですよね。 文豪のエッセイというのは全然考えつきませんでした。おすすめいただいた2冊、とても面白そうです。また、『作家の口福』かなり気になったので、早速読んでみようと思います。その他にもたくさん挙げてくださって、本当にありがとうございました。色々手に取ってみてインプットに励もうと思います。
コメントありがとうございます。 梨木香歩さんは小説を読むことのすくない自分が唯一と言っていいほど何作も読んでいる作家さんなのですが、内容ばかりを注意して追っていたので、おすすめいただいて改めて文章全体に意識を向けて読み直してみようと思いました。 長野まゆみさん、小川洋子さんも、知っているけど読んだことない、読んでても内容を覚えてない、という感じだったので、この機会に読んでみたいと思います。丁寧な紹介とともに三人もおすすめしてくださって、本当にありがとうございました。