クリスタで漫画を描く際の左手デバイスとして使っています。スティックにはキャンバスの拡大縮小とブラシサイズ変更、周囲のボタンには取り消し、やり直し、左右反転、保存などを登録しました。 線画中にペンを持った右手を止めず、左手だけでブラシサイズを変えられるのは便利です。特に髪の毛の細い線から、服や影の少し太い線へ切り替えるときは、画面上のスライダーまでカーソルを移動する回数が減りました。左右反転や全体表示のように、原稿中に何度も確認する操作をまとめておけるのも助かります。 画面に操作内容が表示されるので、「この方向に何を設定したか」を完全に覚えなくても使える点は、左手デバイスが初めての人には親切だと思います。スティックも軽い力で倒せるため、長時間の作業でも左手が疲れにくいです。 ただ、実際に原稿を何枚か仕上げてみると、すべての操作が速くなるわけではありませんでした。取り消しや保存のように、すでに指がキーボードショートカットを覚えている操作は、スティックでメニューを呼び出して選ぶより直接キーを押したほうが早いです。ガイド表示は初心者にはわかりやすい反面、ペン入れに集中しているときは、一瞬でもメニューを確認することがテンポを崩す場面がありました。 最初から用意されている設定でも動かせますが、漫画制作で本当に使いやすくするには、自分が頻繁に使う操作を洗い出して何度か入れ替える必要があります。便利な設定を探しているうちに、最初の数日は設定アプリを開いている時間のほうが長くなりました。また、有線接続なので、液晶タブレットやキーボードですでにケーブルが多い机では少し邪魔に感じます。 ショートカットをあまり覚えていない人には使いやすいと思いますが、すでにキーボード操作が身についている人には、置き換えるというより補助として使う製品だと思います。私はブラシサイズ変更、キャンバス回転、左右反転などに用途を絞ることで落ち着きました。
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