よく考えたら銃撃戦じゃなかった すいません
個人的に使っている手法なので実際どう見えるか自信がないのですが……。私は、緊迫感を出したい場面や戦闘シーンなどでは「普段の文章より短く区切る」「体言止めを使う」などしています。あとは擬音で緊迫してるっぽいものを入れてみるなど。 例文を利用させていただくと……(※Aがどんな人物像か、状況をどう見ているのかは無視して書いています) ----- ①ズガガッ、ズガガガンッ……と、何重にも重なった銃声が耳を聾する。 ②Aは慌てて振り向いた。視界に入るのは、サブマシンガンを構えた男2人。広場に集まっていた群衆を笑いながら一掃するという、ショッキングな光景だった。 ③人形のようにぱたぱたと倒れる人々。遅れて広がる幾多の血溜まり。響き渡る悲鳴と怒号。 ④逃げだそうと駆け出した者、通報しようと端末を取り出した者が、頭や背中を撃たれてその場にくずおれる。 ----- ①は擬音を取り入れた例(擬音適当ですすみません…)。頭に入れることでインパクトも出せます。 ②は文章をちょっと区切ってみた例。そこにAから見た感想を加えることで、Aが驚いている(焦っている)状況を足してみたつもりです。 ③は体言止め。こうすることで、さらっと読んでも「倒れる人々」「血止まり」「悲鳴と怒号」という部分だけは読み手の頭に残りやすくなります。一文を短くすることで、読むスピードを上げさせてスピード感も増す気がします。 台詞は充分緊迫感あると思います(しいて言えば、銃で撃たれてぎゃあああっと悲鳴を上げた直後は、はっきり「痛い」と言えない気がしました)。 また、このシーンの前(戦闘前)はあまり文章を区切りすぎないでおくと、このシーンとのメリハリが出る気がします。 少しでも参考になれば幸いです!
追記 ④の「逃げだそうと駆け出した者」は「逃げ出そうとした者」だけでいい気がします(逃げる=当然走ってるだろうと想像できるので)。この一文だけで「出す」が3つもありますしね。あと「その場」も削ってもいいかも……? 極力文章削って短くした方がスピード感出る気がします!
読みやすい文章でしたので手を入れるのが躊躇われたのですが…緊迫感を出したい場合、私なら短く不完全な文章を挿入したり、人物の内面に触れたりします。(やり過ぎるとポエムぽくなりますが…) 哄笑が先か、悲鳴が先か。 何重にも重なった銃声が耳を聾する。Aはその場で振り返り、今日ここを訪れた我が身を呪った。 サブマシンガンを構えた男2人が広場に集まっていた群衆を笑いながらに一掃していた。人形のように人がぱたぱたと倒れ、幾多の血溜まりが遅れて広がっていく。(後略)
視覚と聴覚の情報しかなかったので、Aのリアクションと嗅覚を増やしました。当事者感が出るかな……? キャラの性格も表現できると思います。三人称単視点で書いたのですが、神視点の場合は()で括ればいいのかな。 体言止めを入れました。5音の体言止めを入れるとお手軽にリズムが出る気がします。 一文を短くしたところがあります。 Aが振り向くと、サブマシンガンを構えた男2人が広場に集まっていた群衆を笑いながら一掃しているところだった。 ・広場に群衆がいるなら集まっていたことは分かるので削りました ・動詞が多いので2つの文に分け、ついでにAのリアクションを入れました 原文はあまり弄らない方向で考えてみました。 微力ながら参考になれば幸いです。 何重にも重なった銃声が耳を聾する。Aが振り向くと、サブマシンガンを構えた男2人が広場の群衆を一掃しているところだった。にたにたとした嫌な笑みがAの息を詰まらせる。どうすれば助かる? Aは混乱の只中にいたが、一方ではそんな自分をふわふわとした心地で知覚していた。人がぱたぱたと倒れ、幾多の血溜まりが遅れて広がっていく。悲鳴と怒号が辺りに響き、逃げだそうと駆け出した者、通報しようと端末を取り出した者が頭や背中を撃たれてその場にくずおれる。血の匂い。 「ぎゃああああっ、痛い痛いっ!!」 「痛いよぉ……、助けて……」
銃声がAの耳をつんざいた。 振り向くと、サブマシンガンを構えた男2人が、広場に集まった群衆を笑いながら一掃していた。 ぱたぱたと人が倒れていく。 数秒遅れて血しぶきが舞った。 「ぎゃああああっ、痛い痛いっ!!」 「痛いよぉ……、助けて……」 悲鳴と怒号が辺りに響いた。 逃げだす者、通報しようとする者の頭や背中を、男2人は楽しそうに撃ち抜いていく。 A視点で書いてみた。 アクションはとにかく文章を短く切る、が基本スタンスの字書きです。 「聾する」は私なら使わない。読めない人が出てくる。一行目で使うのは凄くリスキー。カッコイイけどな。 二行目以降は修飾語句の位置関係を調整。 血溜まりの動きはゆっくりしてるのでサブマシンガンの激しさには合わないと感じたので、血しぶきに変えた。 セリフの位置は、この辺りで入れないと多分読み手がダレると思ったので手前に持ってきた。もっと前倒しても良いかもしれない。 男2人の撃ち方は愉快犯ならこのままでもいいし、軍人崩れなら的確に足を狙ったり、人体で一番大きな的である胴体を狙ってもいい。 この辺はお好みで。
原文からかなり変えてます。すみません。 (モブ視点) 嘘のような乾いた銃声が聞こえる。何度も、何度も。耳に響くそれが、今放たれたものか、耳にこだましているものか、それとも己の心臓の音か、モブには理解できずにいた。 「ひっ……」 床についた手がズルリとがすべった。見ると、手の平が真っ赤に染まっている。途端に鼻腔に抜ける鉄の匂い。 逃げなければ。 モブはひっくり返りそうになる胃を必死でこらえ、駆け出した。 ズドンッーーー。 背中を思いきり押されたような衝撃が走る。熱い。熱い。何が起こった? モブはいつの間にか倒れていた床の上を泳ぐようにもがいた。白いタイルが赤く染まっていく。 やがて、モブは動かなくなった。 (A視点) Aは身近な物陰に隠れながら状況を観察していた。 広場に集まっていた群衆の声は、今は無惨な叫び声に変わっている。 男が二人、サブマシンガンを構えている。(以下略) こんな感じで私なら、まずは心理描写を入れてから状況説明に入ります。Aのキャラクターが弱い感じなら、モブ視点は無しでビビり散らかすAを書きます。 読者に緊迫感を与えたい場合、何が起こっているか先に説明してしまうと「あぁ、そういうシーンなのね」と納得させてしまいます。何が起こっているか把握できたという安心感は、緊迫感とは程遠いので読者にはギリギリまで何が起こっているか説明しません。 Aが状況把握能力が高く、ヒーロー要素があるなら尚更「心理描写(モブ)→状況説明(A)」の方が良いと思います。 モブには子連れや子供などの弱者よりの視点を選ぶとより緊迫感が出ます。
銃声の雨が耳を塞ぐ。 振り向いた瞬間、Aの視界が赤く染まった。 広場に集まっていた群衆が、血を撒き散らしながら踊り狂っている。 サブマシンガンを手にした二人の男は、コメディ映画でも見ているかのように笑い声を上げていた。 糸が切れた人形のように血溜まりの中に人が倒れる。 そのたびに男たちの笑い声は大きくなる。 悲鳴と怒号が辺りに響き、逃げだそうと駆け出した者が頭を撃たれた。 通報しようとした者は背中を撃たれ、携帯端末が地面に落ちる。 サブマシンガンの影が近付き、男の足が携帯端末を踏み潰した。 「ぎゃああああっ、痛い痛いっ!!」 「痛いよぉ……、助けて……」 −−−−− 銃撃戦のテンポを出すために一文を短くしてみました。 テ口のシーンとのことなので、男二人に対する恐怖感が出るように描写の密度を上げてます。 参考になれば。
ババババ、バババババババババッッひとつの連射が鳴り止まないうちにもうひとつの銃声が重なった。目を先にそして首をまわしてAが振り返ると、サブマシンガンを構えた男2人がいた。へらへら笑っている。その銃の先には折り重なった人、人、人。もうぴくりとも動かない魂の抜けた人、「ゔゔゔー」のうめき声、ごぼごぼと赤い液体を吐く音。天井からペンキをぶちまけたのかと疑いたくなるような赤黒い血の湖。床を這ってじわじわと広がっていく人の体の中にあった液体。銃声が止み、硝煙と濃い血の臭いがしずかに漂う。 「イヤアアアアア‼︎」恐怖に耐えきれず逃げ出そうと駆け出した女がババババッッの短い音で床に倒れて動かなくなった。ふたたびババババババッッの音が響く。「ぎゃっ」端末を操作していた人の手が吹き飛ばされ、「助けて……助けてくれ」の命乞いは三度目の短い連射の音で、消えた。
何重にも重なった銃声が耳を聾する。Aが振り向くと、サブマシンガンを携えた男2人が視界に入った。大型商業施設には似つかわしくない武装、さらに下卑た笑み。周囲に緊張が走るより早く、2人は銃を乱射し始めていたようだった。運悪く初弾の犠牲になった者達が倒れ伏し、それを目にした群衆の悲鳴や怒号が広場に響く。ある者は出口に向かって走り、別の者は犠牲者に駆け寄り、親は子を抱きかかえ、若い娘は目を剥いて金切声を上げる。そして皆等しく撃たれ、その場にくずおれた。 「助けて……」 かろうじて聞き取れた懇願に目をやったものの、声を発した男は側頭部を撃たれ、Aの眼前で絶命する。取り落としたらしい端末が血溜まりに濡れ、鉄の匂いが鼻をついた。 カメラワーク的なものを意識して書いてみました。 銃声に振り返るAのアップ→男2人→群衆→倒れた人→Aにカメラ戻る、みたいなイメージです。 撃たれる群衆がどんな人達かによって悲惨さが増すと思うので、親子を追加したりしてみました。 あと、悲惨さと臨場感を出すために「振り返ったらもう死んでる」みたいなのがあってもいいかなと思ったので、カメラを戻すついでにAの目の前で端末の人に死んでもらったり。 細かく時系列を気にしたり、単語の印象を気にしたりすると緊張感とか臨場感は多少出るんじゃないかなーと思います。 ご参考になれば幸いです。
突如、何重にも重なった銃声がAの耳をつんざいた。振り向くと、サブマシンガンを構えた男2人が広場に集まっていた群衆を笑いながら一掃しているところだった。糸の切れた人形のように人がばたばたと倒れ、幾多の血溜まりが遅れて広がっていく。一瞬の沈黙の後、悲鳴と怒号があちこちで飛び交った。逃げだそうと夢中で駆け出したものの、足がもつれる者、通報しようと端末を取り出した者もいたが、容赦なく頭や背中を撃たれてその場にくずおれる。 「ぎゃああああっ、痛い痛いっ!!」 銃弾の雨が降り注ぎ、悲鳴と慟哭がこだまする。 「痛いよぉ……、助けて……」 急所は外れていたのか、撃たれた膝を抱えその場にうずくまる中学生くらいの少年。近くにいた保護者と思われる成人女性と成人男性はすでに血溜まりの中で息絶えているようだった。
鼓膜を破壊するかのような銃声が突然何重にもなってAの耳を襲った。 Aが即座に振り向くと、武装した男2人が周囲の群衆を抱えたサブマシンガンで一方的に虐殺しているところだった。2人は酷く楽しそうに笑っていて、その姿がAには一瞬死神のように見えた。 人々は突然の状況に悲鳴をあげて混乱する。 銃声に驚き我先にと周囲を押し退けて出口へと走る者、わけがわからず押されて倒れ伏す者、腰が抜けて動けず、ただ頭を抱えて震える者。 群衆の中から子供を探す母親の少し先で、出口を目指す大人達に蹴られた子供が額から血を流して泣きじゃくっていた。 これだけ大勢の人間がいるのに対して、出口は限られている。自然と人々は出口に集中し、まるでさぁ撃ってくれと言わんばかりに襲撃者に背を向ける形となってしまうのだった。そんな彼らの背を男達の銃口は逃すことなく、銃撃の音は途絶えることなく続く。まるで支えを失った人形のようにバタバタと人が倒れていった。即死する者もいれば倒れて呻きながら死んでいく者もいる。辺りは銃声と共に悲鳴と血臭と硝煙で満たされており、周囲はまさしく地獄絵図のようだった。 書いていて何がどうなのかわけがわからなくなってしまった。Aが男達の真正面にいて撃たれる危険があるならもっと男達や自分の道を塞ぐ要素の描写が鮮明になると思うし、真っ先に撃たれる方面にいなくて遠目に全景で状況が見える程度だったらもう少し全体の悲惨さの描写になると思う。 自分は緊迫感出すのだったら擬音語や具体的な悲鳴は入れないですね。
銃を使った戦闘シーンは難しいですよね、飛び道具ですし、動きもあまりないように感じるので、描写が大変です。 私は、銃を使った映画やゲームなどを参考にして動きを学んでいました。 描写がごちゃごちゃするとスピード感が落ちるので、はしょれるところははしょった方がいいと思います。 バンっと乾いた音が連続して鳴った。 キィンと耳鳴りがし、しばらくの静寂に落とされたAは、騒ぎの方に視線をやった。 サブマシンガンを構えた男二人が、広場に集まっていた群衆を笑いながら銃撃しているところだった。 「ぎゃああああっ、痛い痛いっ!!」 「痛いよぉ……、助けて……」 人がばたばたと倒れ、血溜まりがじわじわと広がっていく。 悲鳴と怒号が辺りに響く。 逃げたした人、通報しようと端末を取り出した人が、頭や背中を撃たれその場にくずおれた。
文章ではないのですが、襲撃シーンの奥行きを出せないか質問を用意してみるのはどうでしょうか。 想定しているシーンを描くための情報が足りないから、襲撃シーンを書きあぐねているのではないかなと思ったもので。 ①Aは過去に乱射事件に遭遇したことがあるか、ないか。 →遭遇あり 音に反応してすぐさま身を隠す場所を探すような気がします。 その場合、ある程度冷静な状態でAの視点として襲撃を説明することができます。 →初めて遭遇 サブマシンガンの音とは気づかず周囲の状況から襲撃だと理解するため、「何かが起きた」→「危険だ」→「これは銃撃だ」といった思考プロセスを促せるよう情報を提示できます。 ②現場となった広場は屋外か屋内か? →屋外であれば広場には屋台があったりするかもしれません。 オープンカフェのようにテーブルと椅子が並べてあって、ベンチがあって、噴水なり花壇なりがあるかもしれません。 →屋内であれば音が反響したり、ショーウインドウのガラスが砕け散っていたり、削りとられた壁の破片が床に落ちているような視覚情報がプラスできます。 ③銃撃から逃れるために人々はどのように振る舞うか。 ・悲鳴を上げる ・眼の前の人間を押し倒したり、脇目もふらずに逃げる ・身を隠す場所を探す(ベンチやテーブルの下や花壇の裏など) ・子供に覆いかぶさり盾になる ・這いながら移動している 他いろいろと。 ④襲撃者は正気かラリパッパ中か →正気だときちんと狙って撃てるので逃げ遅れた人が更に犠牲になると思います。 計画的に大惨事を生み出します。 →ラリパッパ中だと狙いが定まりませんし例文より更に意味不明な言動をしている気がします。あとアドレナリンドバドバで怪我してもヒャッハーし続けそうです。 無計画に大惨事を引き起こす気がします。 ⑤広場に音楽は流れていたか、無音か。 これは別に必要ないのですが、生演奏中だったとか、流行りのポップスが流れていたとか、襲撃状況の脳内解像度を上げるための質問です。 ⑥季節や時間はいつごろか。 これもまた特に必用はないのですが、襲撃者が冬なのに半袖だと正気じゃねーな感が増す気がしました。 もっと質問する項目はある気がするのですが思いつかないので。 他にも事件の五分前のA、襲撃者、広場の人たちなんかを想像してみるなんてのも、書く情報を増やすことにつながらないかなと思いました。 例文じゃなくてすみません。
バババババババッ! 連続する破裂音がAの耳を劈いた。 反射的に振り向く。悲鳴。怒号。鳴り止まない銃声のなか、広場にいた群衆は蜘蛛の子を散らすように逃げ出していた。その起点にはサブマシンガンを構えた男が2人。悍ましい笑顔を口元に浮かべ、民衆の背中に弾丸を撃ち込んでいる。 こちらに向かって逃げていた青年が、背中を撃たれその場に崩れ落ちた。 地面に赤い花が咲く。 Aはとっさに物陰に転がり込んだ。 「ぎゃああああっ、痛い痛いっ!!」 「痛いよぉ……、助けて……」 悲鳴は次第にうめき声へと変わっていく。 Aは身を縮めて息を顰めた。激しく脈打つ心音さえ、可能なら止めてしまいたかった。奴らに見つかってしまいそうで。 しかし、Aの心配は杞憂に終わり、銃声は次第に遠くなっていった。 「いった……のか?」 Aは恐る恐る広場の様子を伺った。 そこは地獄の様相を呈していた。 赤。赤だ。広場が赤く染まっていた。人が折り重なって倒れている。 _____ 主人公の視点に寄せると緊迫感が出るかなと思って書いてみましたが、脱線しすぎたかも… 既に色々な方が書かれていますが、短文で区切ると文章に緊張感が出ます。 あとは(正直出来てるか自信はありませんが)リズム感を作るのを意識しています。
何重にも重なった銃声。 Aが振り向くと、サブマシンガンを構えた男2人が広場に集まっていた。 人形のように人がぱたぱたと倒れ、幾多の血溜まりが遅れて広がっていく。 悲鳴と怒号が辺りに響く。 逃げだそうと駆け出した者、通報しようと端末を取り出した者。 「ぎゃああああっ」 「痛い痛いっ!!」 頭や背中を撃たれてその場にくずおれる者の断末魔が耳を聾する 「痛いよぉ……、助けて……」 男たちが群衆を笑いながら一掃しているところだった。 -------------------------------------------------------------------- 文章の順番を入れ替えたり、一文の長さを調節して整理してみました。 戦闘シーンは短い文章の連続でよく書きます。 目まぐるしく場面が変わると臨場感がでる気がします。 参考になりましたら幸いです。
トピ主です。お返事遅くなって申し訳ないです。 短くテンポよく、Aの行動を合理的に考えてみる、リズム感、視点変えてみる、質問を考えてみて奥行きを出す、など目から鱗が滝のごとく落ちました。いいシーンが書けそうで今頑張ってます。 例文改善してくださった方もありがとうございます。なるほど、こう捻れるのか……!と参考になってます。改めてありがとうございました!