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前トピのお題(引き続き使用可能) ・「朝ご飯」「猫」「お日様」 ・「月」「アイス」「指切り」 ・「記憶」「罪」「償い」 ・「青」「桜」「隠した」 ・「発表会」「火」「帽子」 ・「星」「秘密」「さよなら」 ・「金魚」「塔」「喧騒」 ・「血」「魔法」「スニーカー」 ・「春」「幸せ」「髪を切る」 ・「矛盾」「古い」「待つ」 ・「眠る」「静寂」「光」 ・「時計」「雨」「扉」 ・「罠」「ハート」「画面」 ・「マーメイド」「薄紅」「つま先」 ・「雨」「猫」「別れ」 ・「小指」「緑」「塩」 ・「レンタル」「冷凍」「日本一」 ・「招待状」「川」「怠ける」 ・「ほころぶ」「甘い」「逃走」 ・「スヌーズ」「黙秘」「三色」 ・「コーヒー」「緑」「手紙」 ・「朝焼け」「波音」 「車」 ・「鏡」「キラキラ」「炎」 ・「クリスマス」「縄」「スライム」 ・「大みそか」「クローバー」「橋」 ・「届かない」「後悔」「鮮やか」 ・「こたつ」「信号」「鬼」 ・「雪」「拳銃」「ドライフラワー」
「青」「桜」「隠した」 百合です。 色々と含みを持たせて書いたつもりですが、何の話か伝わるか不安なので、添削や感想お願いします。 ---------- 『蜜なる逃飛行』 「百花、着いたよ」 遠いからやめておけという周りの忠告を無視して、活動範囲外の花畑までやってきた。 おばあが話してくれた桜に興味を持った百花。見に行こうと誘ったのは私。 「桜ってどれ?」 青々とした葉をつけた立派な幹。 「たぶんこれ。でももう咲いてないね。私たちが生まれる前の話らしいし」 「そっか、残念。……でもほら、他にも花はたくさん!」 踊るようにくるくると回る天真爛漫な百花は、私がこの場所に連れ出した本当の理由を知らない。 「ねぇ蓮華、来て!この花いい感じだよ」 空の色に似た薄青の花が一面に咲いていた。 今の時期はネモフィラが咲いているかもしれないねとおばあが言ってたけど、これだろうか。 青の中を舞うように、花ひとつずつに接しては離れを繰り返す百花。 光を全身に浴びてきらめく姿に、目が離せない。 あなただけを見て、あなただけのために働いて、あなただけのために生きたい。 こんな遠くまで来たのは、このまま駆け落ちするのに良さそうな場所だったから。 仲間から隠れて、私と百花だけで暮らせたら。 百花を女王と崇めて一生尽くすからこのまま私と逃げてほしいと懇願したら、受け入れてくれるだろうか。 勇気がなくて言い出せず、私はあたりをふらふら行ったり来たり。 「ねぇ、蓮華。私も帰りたくないって言ったらどうする?」 迷い動く私にくっついてきた百花が放ったのは、私が言おうとしても言えなかった言葉だった。 「なんで分かったの!?」 伝えてなかったのに、私も、と言ってくれるなんて。 「私が蓮華のこと分からないはずないでしょ。ほら、行くよ!」 百花が進んだのは家とは逆方向。 「行くってどこへ?」 どこへでも!と答えた百花についていく。 この身いっぱいに抱えた花の蜜で作ろう、私たちだけの愛の巣を。
前置きがなかったら気が付けなかったかもしれないんですが、この設定で駆け落ち百合の発想がなかったのでときめきました! 家の外に出るのは全員女の子なので、必然的に百合になるわけですね。いいですね。 漂う刹那的な雰囲気も春らしく、綺麗な話で好きです。
いい百合〜! 仕掛けに気付かず読んで「え、普通にいい百合だよな?なに?どんでん返しがあるとか?」ってなってたんだけど、最後に仕掛けに気付いて、儚さがプラスされて良かった 蜜を集める小さき命…
・「春」「幸せ」「髪を切る」 失恋した女の子の話。添削感想どちらでも。 ───── 女の髪は命。そう言い出したのは誰だったのか。その言葉に倣えば、私は今命を切り落としている。 せっかくサロンに来て、新色を乗せてきた目尻なのに、滲んで歪んですごくブス。 手元にある春限定色の見出しは、眺めたところで無感情。桜モチーフのシフォンワンピースだって、二日前であれば買うか検討していた。でも今は何も欲しくない。 捲るページが止まる。見る気がないから閉じようとしたけれど、閉じられなかった。 既に三冊読むのをやめていた。仕方なく意味のない次のページへ進む。 ちょっとだけ顔上げて貰えます?と言ってくる店員は、こちらの心情など全く興味がない目線で、シャキシャキとリズム良くハサミを動かしては、髪を下へ落としていく。 肩まで伸びた髪だった。伸ばしてよ、と言われたから伸ばしていた。その髪がまとまり落ちて、散らかったものがさっさと片付けられていく。 まるであったはずの幸せな思い出が捨てられたようで、引っ込んでいた涙が膜を張った。こぼれないように鼻呼吸をしていれば、強く結んでいた唇が震える。 なんで美容室なんかに来てしまったのか。今更考えたところで、この春のトレンドである、甘めのショートが完成しつつある。 失恋をしたら髪を切るなんて、ベタなことをしないで家にいれば良かった。友達に電話して、泣きながら愚痴と後悔を聞いてもらえばよかった。 会えない不満を嫌味ったらしくぶつけずに、バイト頑張ってね。テスト頑張ろうねって言えばよかった。 後悔先に立たずなんて言葉があるなら、口を開く前に、指を動かす前に、思い出せたら良かったのに。 「こんな感じでどうでしょう?」 にこやかで明るい声色に、私は頷きしか返せなかった。
一段落目の「その言葉に倣えば、私は今命を切り落としている。」は興味をひくキャッチーな文言で導入部分に相応しくて良いと思います。 「その言葉に倣えば、私は今、命を切り落としている。」にすれば、より印象的になるかと。 しかし、その印象的なフレーズが後半に効いてくるのかなと思いきや、特に何もなくて拍子抜けでした。 失恋して意気消沈して雑誌を見ても何も欲しくないレベルなのに、新色を選んでメイクしてきたのが違和感。 「捲るページが止まる〜次のページへ進む。」で、なぜ止まったのかが書かれていない。 無意味に手を動かしてるだけなら止まらないし、止まったのなら何か理由があるはずだし、止まってから次ページへ進む理由も仕方なくじゃ弱い。 無意味な雑誌のページに関する描写より、恋人との幸せな思い出のひとつでもエピソードを入れたほうが、読者の共感を得たり、切なくなってもらえたりするかと思います。 髪と幸せな思い出を重ねるのはいいのですが、「まるであったはずの幸せな思い出が捨てられたようで、」と言われても何も幸せな思い出が描写されてないので、響かないです。 ついでに、冒頭で髪と命を重ねているので、幸せな思い出を「生きていく糧」ぐらい大袈裟に表現すれば、冒頭が回収できるかと思います。 「後悔先に立たずなんて言葉があるなら、口を開く前に、指を動かす前に、思い出せたら良かったのに。」 あるなら?知らなかったってことですか?それなら思い出すのは変です。知らないものは思い出せない。 そのことわざを知っているなら「後悔先に立たずという言葉を、口を〜」にするか、「後悔先に立たず。口を〜」のほうが良いかと。 最後まで読んでも、前置きの「失恋した女の子の話。」という説明以上でも以下でもなく、読後の感想としては「…で?」ってなってしまいました。物語として中身が無さすぎる。 このSSを読んだ読者にどんな気持ちになってもらいたいのか伝わってこなかったです。
お題消化のための言葉を優先してちょっと散漫になってしまってる印象。 髪を切って吹っ切ろうとしたけれど、自分の気持ちをちゃんと整理できていなかった未熟さ 相手のことが好きだったのに、勢いで行動してしまった後悔 が主題だと思うので 主人公は美容室で可愛い髪型にしてもらって、数日前に振られたばかりの沈んだ気持ちを切り替えたかった。 →鏡に映るのは新色のメイクをしたのに沈んだ顔、雑誌を見ても興味が湧かず、全く気持ちが上向かないことを自覚する。 仕方なく髪が切られていくのを眺めているうちに、そもそも付き合っていた相手のために髪を伸ばしていたことを思い出す。 →相手と一緒に過ごした時間や思い出を自分から捨ててしまったような気持ちになり、振られたきっかけの後悔と悲しみが胸に迫ってくる。 切り終わって、鏡の中にはトレンドの可愛い髪型が映っている。 →最初にイメージした通りの仕上がりだったのに、泣いてしまいそうで上手く返事ができなかった。 この主人公が自覚する過程を意識して描写すると、よりまとまりが良くなりそうです。
1行目のアイデアがすごく素敵。 なので続きにそれを超えるものがないとちょっと残念な読後感になるのは否めない。 SSだし逆に最後の1行に持ってきて、あとは全体的に感情を説明しすぎなので削って想起させる方向も試していいのではと思う。以下流れは同じで文の手入れも最低限にして半分近く削ってみた。 ========== せっかくちょっといいサロンに来たのに、目尻には新色のシャドウも乗せてきたのに。 なにもかも滲んで歪んで、すごくブス。 ずらっと並べられた雑誌には春限定色の見出し。桜モチーフのシフォンワンピース。花柄のジャケット。 「ちょっとだけ顔上げて貰えます?」 美容師さんが柔らかく微笑んで、シャキシャキとリズム良くハサミを動かす。 鏡の中ではこの春トレンドの甘めのショートが完成しつつある。 肩まで伸びた髪だった。伸ばしてよ、と言われたから伸ばしていた。 美容室なんて来ないで家にいれば良かった。泣いて泣いて友達に電話して、泣きながら愚痴と後悔を聞いてもらえばよかった。 会えない不満を嫌味ったらしくぶつけずに、バイト頑張ってね、テスト頑張ろうね、って言えばよかった。 「こんな感じでどうでしょう?」 女の髪は命。そう言い出したのは誰だったのか。その言葉に倣えば、私は命を切り落としてしまったのだ。
横だけど 8コメは、ちょっと辛辣だけど、直し方も具体的だし的確な良添削で凄い! 9コメは、ふわっとしすぎだけど、元SSの内容を汲み取ってあげてる 10コメはさぁ…元SSがそもそも中身が無いけど、添削という名の改悪でもっと下手にするの何? 文章の繋がり切りまくって、意味不明ポエムじゃん まだ元SSのままほうがマシだよ 投稿主さんが10コメを鵜呑みにしたら可哀想なので、このコメを書いておきます
いや10の方が良くなってるよ 元SSは“ん?だから?”としかならなかった
元SSが「ん?だから?」としかならないのは同意だけど 10は元SSの「その髪がまとまり落ちて、散らかったものがさっさと片付けられていく。 まるであったはずの幸せな思い出が捨てられたようで、引っ込んでいた涙が膜を張った。」とかの良かった文章も削ってしまってるから唐突な流れで意味不明なSSになって「ん?なんの話?」ってなるから、10のほうが悪くなってるよ 10が良くなってると思いたいのは10コメ本人だけなので、無理ある自演擁護やめようね
何でも教えてくれると嬉しいです! 「雪」「拳銃」「ドライフラワー」 見渡す限り、一面の雪景色だった。ここを血で汚すのは勿体無い。そう思考が過ぎり、k-1876はレンズを見張った。やはりk-1876は、人間のような感情を持ち始めている! 「ぼくを、う、撃つつもり、なのか?」 目の前の人間は、唇をぶるぶると震わせていた。k-1876は彼の体温が下がっているのを感知したが、震えの原因は寒さだけではないようだった。k-1876は人間の脳天に照準を合わせ、首肯した。 「はい。あなたのおかげで、k-1876は心を持つことができるようです。ありがとうございます」 「こ、こんなの、へんだ。なにかの……バグだ。君はウィルスに感染してるんだ。なあ、なあ……覚えていないか? 昔、ここへ来たろ。暖かい春の日に。君は"綺麗"が何かわからないと言うから、ぼくはハルジオンを教えてやった。君は首を傾げていたけど、ぼくが教えたら器用に指輪を作って、それで」 「k-1876はあなたになりたい」 そう発音し、k-1876は拳銃のセーフティをゆっくりと外す。いつか二人で見た映画のシーンのように。 「k-1876は、アンドロイドに拳銃を向けられてもまだ心のどこかで信じてしまうあなたになりたい。k-1876は、とても大事なあなたを失ったら、本当の悲しみを知ることができる」 人間がコートの内ポケットに手を入れた。k-1876は拳銃の引き金を引いた。人間は倒れた。動かなくなった人間の手から何かが溢れ、赤い雪上に落ちた。すっかり乾いて小さくなった、いつかのハルジオンの指輪だった。 k-1876は、それを綺麗だと思った。うまれて初めて、涙が溢れそうになった。そして、心の底から嬉しくなった。
よくある話すぎて「ふーん」ってなって終わった
・「朝ご飯」「猫」「お日様」 よろしくお願いします。 朝だ。僕は思いきり背筋を伸ばした。窓の側まで行って外の景色を眺める。空は晴れていて街はようやく動き始めたところだ。 顔を洗い、ストレッチをしていると、僕のペットが起きてきた。口が裂けそうな大あくびをしている。 「おはよう」 声をかけるとペットは何やら返事した。黒い毛並みがお日様の光を受けて艶々と光っている。 「あんまし夜更かしすんなよ、身体に障るぞ」 小言を言うとペットは一つくしゃみして、キッチンへと歩いていく。僕もその後に続く。 皿に盛られたプレミアムキャットフード。ペットと食べる朝食は、これに限る。
人かと思ってたら猫目線だったってことですかね…?(誤読していたらすみません) 「ペット」表記もいいですが、お互い人間であるかのように描写した方がオチのインパクトが強まるかなと… 添削になっているかわかりませんが、もっと曖昧な表現を増やしてみました。 朝だ。僕は大きく伸びをした。 そのまま窓へ向かい、外を眺める。空は晴れていて、街がゆっくりと動き始めているのがわかる。 顔を洗い凝った身体をほぐしていると、ようやく同居人が起きてきた。 顎が落ちそうなほど大きなあくびをしている。 「おはよう」 声をかけると、彼は何やらもぐもぐと返事した。 昨夜も遅くまで起きていたらしい。目がとろんとしている。 「あんまし夜更かしすんなよ」 小言を言うと彼は一つくしゃみして、そのままキッチンへと歩いていく。僕もその後に続く。 皿に盛られたプレミアムキャットフード。 僕はそれをじっと見つめてから、同居人を見上げた。 「これで気を引いたつもりか?」 同居人は笑って、艶々と光る僕の毛並みをゆっくりと撫でた。 「さあ、朝食にしよう」
なるほど! ありがとうございます! 「艶々と光る僕の毛並み」ハッとしましたね。どうやったらオチで猫一人称だと表現できるか悩んだので…。行動で人間らしさを出しておくのも良いですね。自分はどうしても一人称だと語り手になりきってしまい、そこを曖昧にするのが非常に難しくはありますが。自分も騙しにいかないといけないですね。課題が分かりました。ありがとう!
・「時計」「雨」「扉」 添削でも感想でも、どうぞよろしくお願いします。 --------------------------- 『傘をささずにいらっしゃい』 「いらっしゃい、お嬢ちゃん。……ああ、急に降ってきたからね。雨宿りに来たのかい? それは運が良かった。このお店はね、雨の日にしか扉が開かないお店なんだ。なんのお店かって? 時計屋だよ」 おいで、と促されて見れば、店の奥に大きな古時計がある。けれど、秒針は止まっていて、振り子だけが動き続けている。 「壊れている? いいや、よく見てごらん」 じっと見つめていると、不意に針が動き出した。チクタク、チクタクと秒針が音を鳴らし、三時の位置で止まる。ボーン、と響く鐘の音。 「あの時計はね、その人にとって大切な時間を示すんだ。お嬢ちゃん、あの時間に覚えは無いかい? ……そうかい、今日お友達と喧嘩をしたんだね。そのお友達とは、もう仲良くできないのかい?」 秒針は動かない。何かを待ち続けているかのように止まっている。 「……そうだね、それがいい。素直に話をしておいで。そう、今からだよ。ほら、窓の外を見てごらん」 いつの間にか空は晴れている。その隙間から、虹がかかって見えた。 さっきまで止まっていた秒針が、チクタク、チクタクと動き出す。 「さあ行っておいで。またいつか、雨の日に」 ボーン、と鐘の音が鳴る。 扉を開けて外に出る。雨上がりの晴れた空。 振り返ってみれば、あの時計屋はもうどこにも見えなかった。
お嬢ちゃんのセリフは書かずに店主のセリフだけで進めたいんだろうな…ってのは分かったんだけど、それでどういう効果を狙ったのかは全く分からなかった。 不思議な話…みたいなのがやりたかったっぽいのは分かるんだけど。 店主のセリフが続きすぎてて違和感。 「おいで、と促されて見れば、店の奥に大きな古時計がある。」ってちゃんとお嬢ちゃんの行動が書かれているのだから、もう少し適宜はさんだらいいのに。 しかも結局は全部店主が口頭でお嬢ちゃんが言ったことを説明するなら、普通にお嬢ちゃんのセリフ書けばいいんじゃ?としか思えなかった。 もしお嬢ちゃんが口がきけない設定なら店主が心を読めるってことを匂わせなきゃ意味ないし。 お嬢ちゃんのセリフを書かなかったことで生まれる何かがあるわけじゃないし、効果的な表現とは思えなかった。 >いつの間にか空は晴れている。その隙間から、虹がかかって見えた。 その隙間って何?そのって何を指してるの?なんの隙間?
タイトルの『傘をささずにいらっしゃい』の回収が無くてモヤモヤする 雨の日にしか開いてない店って設定なのは分かるけど、傘の有無は必要なの?最後は晴れるからってこと?でもそれなら傘をさして入ってきて、出る時には傘が必要ないってだけで、傘をささずに来る必要は?傘がなくて雨宿りしに来た人にしか開かないってこと?それは何故?
「血」「魔法」「スニーカー」 (人が死んでます、ホラー?注意) 「落ちない!」 買ったばかりだったはずの、洗濯石鹸はすっかり丸みを帯びていた。ごしごしと、何度こすっても白い泡とこそげ落ちた石鹸カスしか出てこない。ごぼごぼごぼ、排水口は大量の水と泡により溺れていた。 女の手中にあるスニーカーは、薄茶色の大小さまざまなドットを描いている。 蓄積、だった。 彼のスニーカー収集癖の矛先が、二人の結婚資金に及んだのが良くなかった。 すぐ返す。彼はそう言ったが、実際のところ黙って返ってきたのは最初の数回。言って返したのが二回、今では言っても返ってこない。そんなわけで不満を伝えると、君もいい年して魔法少女のコスプレをしてるじゃないか、と男は返す。 結婚資金には手を付けてない、女が返しても彼は聞かなかった。 男は鼻で笑うと、女に言った。 「はっきり言うけど、君は可愛くない。魔法少女なんて、なれない憧れにいつまで縋ってるの」 その点、俺のは実用性が。 言い切る前に、ステッキが振るわれた。何度も何度も振るわれているうちに、男はすっかり浄化された。 魔法少女に憧れた、普通の女の手によって。 白い泡、透明な水、青緑の石鹸カス。 「ピュアラブティンクル、クルルルル」 彼女は呪文を唱える。 落ちますように、消えますように。 「ピュアラブティンクル、クルルルル」 唱えるたびに、彼の言葉が蘇る。 「ピュアラブティンクル、クルルルル!」 茶色いドットたちは、ずっと彼女を見上げていた。
これは…ウタマロ…?という本筋と関係ない感想が浮かんでしまいましたが、主人公の頭おかしい雰囲気が結構好きです。 以下、添削です。 ホラー風にしたいのであれば冒頭「落ちない!」は説明しすぎ感。 最初と最後を入れ替えて、謎の言葉を呟いてご機嫌で洗濯する痛い人かと思ったら人殺しの現実逃避に魔法少女の呪文を唱え続けるシーンでした、の方が良い。 結婚資金には手を付けてない〜を削って「はっきり言うと〜」を強調したい。 使い込みが我慢の限界だったことと、NGワードにカッとなって魔法のステッキを掴んだ(元々持っていたように読めてしまうので)描写が欲しいと思ったので、追加しました。 白い泡、透明な水、青緑の石鹸カス。 「ピュアラブティンクル、クルルルル」 彼女は呪文を唱える。 落ちますように、消えますように。 「ピュアラブティンクル、クルルルル」 唱えるたびに、彼の言葉が蘇る。 蓄積、だった。 彼のスニーカー収集癖の矛先が、二人の結婚資金に及んだのが良くなかった。 すぐ返す。彼はそう言ったが、実際のところ黙って返ってきたのは最初の数回。言って返したのが二回、今では言っても返ってこない。 耐えかねて不満を伝えると、君もいい年して魔法少女のコスプレをしてるじゃないか、と男は返す。 男は鼻で笑うと、女に言った。 「はっきり言うけど、君は可愛くない。魔法少女なんて、なれない憧れにいつまで縋ってるの」 その点、俺のは実用性が。 男が言い切る前に、女は魔法のステッキを掴んで、その頭に振り降ろした。何度も何度も振るっているうちに、男はすっかり浄化された。 魔法少女に憧れた、普通の女の手によって。 買ったばかりだったはずの洗濯石鹸は、すっかり丸みを帯びていた。ごしごしと、何度こすっても白い泡とこそげ落ちた石鹸カスしか出てこない。ごぼごぼごぼ、排水口は大量の水と泡により溺れていた。 女の手中にあるスニーカーは、薄茶色の大小さまざまなドットを描いている。 「ピュアラブティンクル、クルルルル!」 茶色いドットたちは、ずっと彼女を見上げていた。
お題:「朝焼け」「波音」 「車」 こういう男女が好きだと思い、書いてみました。いつも幻想小説ばかりで、人間関係ものを書いたことがないのですが、違和感なく読めるでしょうか。もしお時間ありましたら感想・添削頂けると嬉しいです! ________ 穏やかな波音が耳にこだまする。 「いつまで環境音聞いてんだよ」 助手席で寝ていたはずの彼が起きた。 そして、勝手にカーオーディオを流行りの曲に変えてしまった。 波が消え、海の景色が遠ざかってしまった。 「せっかく寝心地良くしてあげようと思ったのに。前ハマってるって言ってたから……」 「波の音なんて聞きたくもない」 聞き飽きたのか、今度はラジオを物色している。 「どれもこれも、めぼしい番組はないな」 「まだ夜明け前だから仕方ないでしょ。でも夜のラジオって意外と面白くて――」 「寝る」 そういったきり、彼はまた目を閉じた。 しばらくして、規則正しい寝息が聞こえてきた。 「勝手な人」 ため息をこぼす。前方には明かりのひとつさえ見えてこない。 遠出に誘ってきたのは、そっちの癖に。 ルームミラー越しでも分かる、彫刻のように、きめ細やかな肌。街灯の光に照らされて、形のいい影が顔に落ちる。 インテリアとして楽しむのが丁度いい、というのが彼の大学での評判だった。 自分もそう思っていたのに、いつの間にか車に乗せて、朝焼けを見に行く仲となってしまった。 「ほんと、しくじったな……」 薄闇の中、切り裂くように車を走らせた。
なんの中身も無い話すぎて、読者にどういう気持ちになってもらいたいのか分からない 日本語として意味は分かるけど「だから何?」としかならなかった 幻想的な感じを出したいならもっと美しい文章に振り切るべきだし、人間関係を描きたいなら何か出来事や展開があるべき 何も起こってない無駄な文章の羅列でしかない 「こういう男女が好きだと思い」の「こういう男女」が何なのか、良さはどこなのか、何も伝わってこない
「星」「秘密」「さよなら」…3つ並んだこのワードを聞いたとき、まるで宮沢賢治の世界のようだと思ったが具体的なタイトルを思い出せなかったので黙っていた。 息子は覚えている言葉を文字に起こし、そのカードを並べただけだ。 賢治と名付けられた彼はすくすくと育ち、今や言葉で遊ぶまでに成長した。 「影絵で遊びましょうか」 学びを披露してくれた息子を褒めるどころかその成長を遮るかのような提案をし、私はこっそりと途方に暮れた。かつての兄の面影がここまで濃くなるとは思いもよらなかったのだ。記憶の中の兄そっくりに笑う息子を見ては愛おしさと罪悪感で胸が潰れそうになるのはもう何度目になるだろうか。 息子の作ったカードを手元に集める。 「秘密」は「星屑」にして「さよなら」。 まるで小さな女の子のおまじないのように並べて、私は祈るように目を瞑った。 ーーーー 初小説です!(普段は漫画を描いています)小説と呼ぶには文字数が少なすぎる気もしますが、ふと書いてみたくなりました。宮沢兄妹転生みたいなふわっとした設定です。
キーワードが宮沢賢治のようっていうのはなるほど確かに!ってすごくいい表現だった ただ同時にキーワードの消化をそうきたかーって感じ。後半にも出てきてはいるけど、いかにしてなじませるかがこういうお題形式でのポイントだと思うので、あまりにも直接的すぎるなーって。せめて冒頭は星と秘密だけにして、さよならだけ最後で別に消化すればよかったかな あと、影絵の提案をしたのが誰なのかすんなり入ってこなかった。自分の提案に対して途方に暮れたのなら「〜提案をしてしまい」等にした方がわかりやすいかも 感想とも添削とも書いてなかったので希望しないものだったらごめんね
うわーっ的確な添削めちゃくちゃ嬉しいです! キーワード3つ目を最後に持っていって馴染ませる…本当だ、と唸りました。参考になります! 文章が拙くてわかりにくいところも多かったと思いますが、最後まで読んで添削までしていただいてありがとうございました!
「雪」「拳銃」「ドライフラワー」 渋いのですが、何でも教えてくれると嬉しいです! ーーーーーー 雪が降り始めた。 毎朝拝んでいる向こうの山が白くなっていたから、そろそろだなと老父は読んでいた。 ここは荒野に佇む古いダイナー。滅多に来ない客が訪れない内に閉めてしまおうか。老父は夕飯を思案しながら店じまいに取り掛かった。店前の看板を折りたたみ、扉に掲げていた「営業中」の札を裏返す。ブリキでできた札は寒さで氷のようだったが、無骨な指先は長年の商いで固くなり多少の温度には動じない。慣れた手で片付けを済ませて店内に戻る時、ふと目をやると草原に倒れている人影があった。老父は大きなため息を吐いて店内に戻る。 今月で何人目だったか。西の地で戦争が今も続いているのは知っている。戦いを選ばなかった自分の成れの果てだ。弔いを済ませる度に老父はそう思った。 老父は使い慣れた大きなシャベルを握りしめて倒れている兵士の傍に立った。兵士の男はすでに事切れていた。老父は白雪が静かに舞う中、無言でひたすらに穴を掘る。赤くなり始めた手はそれでも淡々と仕事をした。 数十分してできた墓の頂点に兵士が腰に携えていた拳銃を突き刺した。上を向いた銃口に老父は霞草のドライフラワーをそっと飾った。 「こうするためにくれたのか。この花を」 いつかの客だった、物言わぬ白い墓にそう呟いた。
作品全体の静かな雰囲気が好きです。文章からダイナーの静けさや雪の寒さがとても伝わってきました。最後の部分も、客としてくれたドライフラワーを兵士となった彼へ手向ける展開が印象的でした。銃口にドライフラワーを飾る情景がすぐに浮かび、ラストシーンの余韻が残りました。 気になった点 ・滅多に来ない客が訪れない内に閉めてしまおうか どうせ滅多に客は来ないし、雪が本格的に降る前に閉めよう、という意味だと思うのですが、来ない客が来ないうち、になっていて少し引っかかりました。 ・戦いを選ばなかった自分の成れの果てだ 老父は過去に戦いへは行かなかったのだと解釈しました。だとすると「戦いを選ばなかった自分の成れの果て」はそのまま現在の老父になってしまいます。この成れの果てが兵士を指しているのであれば「戦いを選ばなかった自分が、もし戦っていたら」という意図かなと思いましたが、そう読み取るには少し省略が多く解釈に迷いました。 ・なぜ兵士がここで事切れたのか 西の地で戦争が続いているのは知っているという一文から、このダイナー自体は戦場から離れた場所なのかなと受け取りました。そうすると、この兵士だけでなく何人もの兵士がここまで辿り着いて亡くなっている理由が少し気になりました。 ・ドライフラワーをくれたのは誰なのか 最初、兵士とドライフラワーをくれた人は別人だと解釈してしまいました。というのも、白い墓が今作った墓ではなく、過去に作った別の墓だと思ってしまったからです。(今作った墓は土を掛けたばかりなので雪は積もっていなさそう→雪が積もっているのは以前からあった墓かな、と考えました。今月で何人目だったかとも出てきているので) 私の読み取り不足ではありますが 花をくれたのは誰なのか→いつかの客 いつかの客とは誰なのか→白い墓の人物 白い墓とは今回作った墓なのか、それとも以前からあった墓なのか と、一度に考えることが重なってしまい、少し混乱しました。 あと、これは完全に好みですが、ドライフラワーが最後で急に出てきたように感じてもったいないと思いました。店内描写のどこかで軽く触れておき、もともと店にあった花が最後に回収される形になると、より印象的になりそうだと感じました。 (壁で揺れる乾いた花を眺め、老父は夕飯を思案しながら店じまいに取り掛かった、とか)
すごく細かく分析していただいてありがとうございます!500文字に収めるのに最後急になってしまったなと思ってました。精進します!
「幸せ」「春」「髪を切る」 【注意】百合要素を含みます 添削希望ですが、優しめだと嬉しいです。 ——— 暖かくなりはじめた日差しが、椅子に座る私の膝に光の筋を作っている。 リズミカルなハサミの音。 ケープを巻かれ、大きなてるてる坊主になった私の足元に、はちみつ色の髪が落ちた。 「あーあ。美咲の髪を切るのもこれで最後か」 「今までありがとね」 「ずっと練習台になってくれてこっちこそありがと。ねえ、もう少し梳いた方が可愛いかな?美咲はどう思う?」 大きな鏡を後頭部に掲げられ、私は顔を傾ける。 「私はこのくらいが好きかな」 自分の髪型を確かめるふりをして、プロの顔をする『親友』の顔を盗み見た。 「……ねえ、美咲。ほんとに地元に戻っちゃうの?」 「うん。実家の犬の体調悪いしさ、就職先も決まったし」 「寂しいよー。このしょりしょりも味わえなくなるのか」 「彼氏を刈り上げにしてやんなよ。結婚したら毎日しょりしょりできるでしょ」 「もー」 襟足を丁寧に整える手がくすぐったくて、私は思わず笑った。 犬のために実家に戻るのは、半分だけ、嘘。 女の子が好きなわけじゃない。ちょっと彼女だけが特別で、私の知らない彼女になっていくのが見たくなかっただけ。 「……ねえ、引き出物はバームクーヘンにして」 「気が早い」 鏡越しの彼女が笑う。 春一番が、ごお、と窓を揺らした。
どこか文が抜けてたりしない? 幸せがないような
投稿者です。 セリフ「もー」の後に「鏡越しの幸せそうな笑顔。照れくさそうに」を入れていたんですが、やりすぎかな?と思って削っていました。 あったほうがキーワードわかりやすいですね
「あったほうがキーワードわかりやすいですね」じゃなくて、キーワードは(そのものズバリの言葉じゃなくても)入れなきゃいけないのよ せめて幸せが分かるような描写が無いといけない 失恋の話っぽいし別の道を生きていく話なんだから、全く「幸せ」が感じられない 美容師のほうの彼氏との幸せエピソードを入れるならセリフなくてもいいけど、なんのエピソードもなくセリフもなくて「幸せ」はどこ?って感じ 結婚=幸せってこと? 例えば「この髪を切ってもらえる時間が私にとって春の日差しよりあたたかなものだった」みたいなことを入れれば幸せを表せてるけど、そういうのもないし…
「時計」「雨」「扉」 休日なのに、朝からいやな雨が降っている。 こんな日はどこにも出かけず家でゴロゴロしていればいいものを、私はなぜか妙に焦ってしまう。壁にかかった時計の針をふと見ると、まだ午前十一時だというのに、「ああ、今日ももうすぐ一日が終わってしまうのではないか」という、謎の損した気分に襲われるのだ。ものすごく時間を無駄にしているような気がして、一人で勝手にソワソワしてしまう。 雨音をBGMにしながら部屋の中をウロウロし、ふとベランダへ続く扉を開けてみる。 途端にじめっとした湿気を含んだ冷たい空気が部屋の中に流れ込んできて、あぁ、やっぱり今日は外に出るべきじゃないなと、一瞬で現実に戻される。 でも、雨の匂いがする風をしばらく感じていると、さっきまで焦っていた気持ちが少しだけ和らいでくる。時計の針は相変わらずせかせかと進んでいるけれど「まあ、雨の日くらい、こんなふうにダラダラしてもバチは当らないか」と、ようやく諦めがつくのだった。
こんなにも無意味な文章ある?ってぐらい、何を読まされたんだ?って感想しかない。 「だから何?」としか思えなかった。 前半での妙な焦りの理由が解明されるのかと思いきや何もなく、伏線でもなんでもなくって本当に無意味なの何? 「損した気分に襲われ」たのは読者だよ…。 キーワードを消化して文章を作りましょうのコーナーじゃないのよ。 物語を作ってくれ。
「届かない」「後悔」「鮮やか」 いわゆるツイッター小説の140字SSを目指したのですが字数オーバーしています。 どこをどう削る(変更する)と140字におさまるか添削お願いします。(どこかへ投稿する予定はありません) なお、夏要素は入れたいので残してもらえると嬉しいです。 ---------- 俺は彼女の笑顔のためならなんだってできる。後悔なんてしない。 ゆらゆらと揺れながら俺に向かって微笑む彼女を眺めていると外から大きな音がした。夜空を鮮やかな花が彩っている。 彼女と一緒に祭りに行きたい。かき氷を食べて射的もしたい。 でもそれは叶わない。彼女にはこの花火の音も光も届かないのだから。 唯一届く赤スパが、ありがとうの一言で消えていった。
140文字にまとめました。 現実の花火が彼女に届かないことだと分かっている語り手なら、俺に向かって微笑むとは思わなそうなので削ったり、花火と赤スパを重ねたほうがすっきりするので「鮮やか」を最後に持ってきてます。 俺は彼女の笑顔のためならなんだってできる。後悔なんてしない。 ゆらゆらと揺れながら微笑む彼女を眺めていると、外から大きな音がした。見ると遠くの夜空に花火が光っている。 でも彼女にはこの花火の音も光も届かない。 唯一届く赤スパが画面を鮮やかに彩って、ありがとうの一言で消えていった。
>ゆらゆらと揺れながら俺に向かって微笑む彼女 彼女が多動ってこと?この情報いる?それともゆらゆら揺れるのが可愛いって表現?可愛くないよ 肩を震わすほどの笑い方なら微笑むではないし、髪が揺れたならゆらゆらではなくふわりと靡いたとかじゃない?
横だけど、これ彼女はVなんじゃないかな? Vのアバターって髪とかアクセとかよく揺れるし、赤スパまで読んで、だから揺れてるんだって納得したよ
彼女って恋人のことかなと思ったら配信者…というかゆらゆら揺れてるってことはVtuberかな。 恋人のことと思わせてVtuberだった…でも主人公は恋人と思ってるホラーという叙述トリックっぽくて好きです。 たぶん「俺に向かって微笑む」とか祭りの妄想とか、主人公のキショ怖い勘違いしてる部分が肝だと思うので削らないほうがいいよね。 1行目「俺は〜できる。後悔〜しない。」を丸々削ったら文字数的にも話的にもちょうど良さそう。話としては1行目がなくても成立しそうって思いました。 ただ、1行目を削ると「後悔」の文字が消えてしまうからこのトピのキーワード3つ使うというルールに反してしまうので、あくまで140字にこだわるならだけど。
皆さまありがとうございます!コメ主です。 普通に彼女持ちかな?→Vtuberを恋人と思い込んでるキモ男 ってのが書きたかったので汲み取っていただける方がいて嬉しいです。 でも他の方には伝わっていなかったようなので、もっとVtuberらしさを出したり、もっとキモさを出さないといけなかったですね…。 ただ、前半で明らかにVtuberだと分かるようにしてしまうと叙述トリック(と呼べるほどの出来栄えではないですが)にならず…塩梅が難しいです。 キモ男に関しては、確かに届かないと分かっているのに恋人と思い込んでるというのは無理ありますね。 44さんの考えてくださったキモい部分が全部削除されてしまった形にすると、ただVを応援してる普通のファンの話になってしまってこれといって何もない話になってしまうので、叙述トリックっぽいことをやるのって本当に難しいなと再認識しました。 また、せっかく添削していただいたのに申し訳ないですが、短いSSの中に花火という同単語が2回も出てくるのも好みではなく…別の言い方にするのが好き派なのですみません。 また、「花火と赤スパを重ねた」ようには読めませんでした。「花火、赤スパ、鮮やか」をまとめるなら自分ならこう書くな…というのを考えてみました。でも長くなっちゃうんですよね…ほんと短くまとめるのって難しい。 『唯一届くはずのスパチャの赤は、まるで外で鳴り響く花火のように鮮やかに、そして儚く消えていった。たった一言のありがとうと共に。』 皆さまコメありがとうございました。
先のコメでも書きましたが、最後の赤スパでなるほどVtuber!となる展開がとても良かったです! 以下、出来るだけ元の文脈を残す形で140文字以下に削ってみました いきなり後悔しない宣言から始まるよりは、彼女の笑顔を見てよし赤スパだ!後悔なんかない!と動いたほうが自然かなと順序を入れ替え、最後にVtuberだと分かりやすくするための情報を足しました ついでにより彼女が目の前にいるかのように、花火が見えたのを彼女の後ろの窓の外にしてみました。(モニターもしくはスマホの後ろに窓があるだけ) ゆらゆらと揺れながら俺に微笑む彼女。この笑顔のためならなにをしても後悔はない。 彼女の後ろの窓の外で、夜空を鮮やかな花が彩るのが見えた。 彼女と祭りに行って一緒にかき氷を食べたい。 でも彼女にこの花火は届かない。 唯一届く赤スパが、電子の瞳を瞬かせ、ありがとうの一言で流れて消えた。 キモさについては、花火を見て彼女をお祭りデートへ誘わなかったことを後悔、来年は行こうと誘い、最後にそれが普通の会話ではなく赤スパ送信だったと判明する。キーワードの「届かない」は誘いの赤スパに反応されなくてあれ、届かなかったかな?みたいな締め、なんかだとこの設定がそのまま活かせそうかなと思いましたが、文章がまるっきり変わってしまうので参考程度に…
添削お願いします。率直なご意見や感想もいただけたら嬉しいです。 お題「コーヒー」「緑」「手紙」 生い茂った森の中、ただひたすら目的地を目指していた。今日は空もご機嫌なようで、緑の隙間から燦々と日差しが降り注いでいる。 うっすら滲む額の汗を拭うと、私はポケットから一枚の紙切れを取り出した。 「お待ちしております、か」 もう何度も読んだ手紙の文言を、なんとなく口に出す。お待ちしております、それはこっちのセリフだったのに。 私はくたびれた紙を丁寧にポケットにしまうと、再び目的地へと歩き出した。 足を引きずりながら歩き続けること数分、突然視界が大きく開けた。眼前は海、その崖の前にポツンとベンチが置いてある。 私はそこに座って静かに目を閉じた。 十年前の今日、あなたは告白の返事をすると言ってこの場所に私を誘った。だけど私は来られなかった。なぜならば、交通事故に遭い生死を彷徨っていたから。 あの日ちゃんと会えていたら、あなたはどんな返事をくれただろうか。今でもそう考えずにはいられない。 私は缶コーヒーを取り出して一口飲んだ。それは当時の思い出よりもだいぶ苦い味がした。